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2026/02/28

不眠と睡眠薬 ― オレキシン受容体拮抗薬という選択肢

「寝つけない」「夜中に目が覚める」

不眠はとてもつらい症状です。続くと気分の落ち込みや不安も悪化しやすくなります。

睡眠薬に対して「依存が心配」「強い薬は怖い」という声もよく聞きます。

最近は、従来の鎮静タイプとは少し違う薬が使われています。

代表的なのが、オレキシン受容体拮抗薬です。

例えば、ベルソムラ、デエビコ、クービビック、ボルズィなどがあります。

これは、脳の「覚醒を保つ物質(オレキシン)」の働きを穏やかに抑える薬です。

無理に眠らせるというより、覚醒を静めて自然な眠りを促すイメージに近いお薬です。

比較的依存が少なく、途中覚醒にも効果が期待できますが、夢がはっきりするなど個人差もあります。

睡眠薬は“頼り切るもの”ではなく、眠れる状態を取り戻すためのサポートです。

不眠が続くときは、我慢せずご相談ください。