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2026/06/23

心療内科で診断書はもらえる?休職の診断書・意見書の費用と相談方法を横浜・関内の精神科医が解説

「もう、限界かもしれない」「少し休みたいけれど、職場に診断書を出さないといけない」「そもそも、心療内科で診断書って、もらえるんだろうか」――心や体が疲れきっているとき、診断書のことで、頭を悩ませる方は少なくありません。ただでさえつらいのに、書類のことまで考えなければならない。その負担は、決して小さくないと思います。

診断書は、休職や、職場への配慮を求めるうえで、大切な役割を果たす書類です。けれど、「どうやってお願いすればいいのか」「初診でも、もらえるのか」「費用は、どのくらいかかるのか」など、分からないことも多いものです。このページでは、心療内科・精神科での診断書について、相談のしかたから費用、休職の流れまで、横浜市中区・関内のみなとメンタルクリニックが、ていねいに解説します。少しでも、心の準備の助けになればと思います。

心療内科・精神科で、診断書はもらえるのか

心や体の不調で、休職や、職場での配慮が必要な場合、診断書を作成してもらえることがあります。ただ、ひとつ知っておいていただきたいのは、診断書は、希望すれば必ず発行される、というものではない、ということです。診断書は、医師が診察のうえで、医学的に必要と判断した場合に作成する書類です。

これは、診断書が「事実を証明する、公的な意味をもつ書類」だからです。医師は、診察を通してあなたの状態をきちんと確認したうえで、必要な内容を記載します。逆に言えば、つらい状態が続いていて、休養が必要と考えられる場合には、その状況を整理して相談していただくことが大切になります。とはいえ、ご自分で完璧に整理してくる必要はありません。まずは、いま困っていることを、診察でお話しください。あとは、医師が一緒に整理していきます。

診断書には、どんな種類があるのか

メンタルの不調に関わる書類には、目的に応じて、いくつかの種類があります。

  • 診断書:病名や症状、休養の必要性などを記載する、基本的な書類。休職の申請などに用いられます。
  • 意見書:職場での配慮や、復職の可否などについて、医師の意見を記載する書類。
  • その他の証明書類:傷病手当金の申請に必要な書類や、各種制度の申請書類など。

どの書類が必要かは、勤務先から求められている内容によって異なります。会社から指定の様式がある場合は、その用紙を持ってきていただくと、スムーズです。「何が必要なのか、自分でもよく分からない」――そういう場合も、まったく問題ありません。診察のなかで、一緒に整理していけますので、どうかご安心ください。

初診でも、診断書はもらえるのか

「今日にでも、休みたい」という、切実な状況で受診される方も、いらっしゃいます。初診で診断書を作成できるかどうかは、そのときの状態によって異なります。診察のなかで、医師が休養の必要性を医学的に判断したうえで、対応します。

状態によっては、まず数日から数週間、経過をみてから、あらためて判断することもあります。ですので、「初診で必ずもらえる」「絶対にもらえない」と、一概には言えません。まずは率直に、いまの状況と、お気持ちをお話しください。大切なのは、無理を続けて、本当に限界に達してしまう前に、相談していただくこと。それに尽きます。「まだ大丈夫」と頑張りすぎる前に、どうか足を運んでください。

診断書の費用について

診断書や意見書などの文書は、保険診療の対象外(自費)となり、所定の文書料がかかります。費用は、書類の種類や内容によって異なります。具体的な金額は、受付や診察の際に、ご確認いただけます。

なお、診察そのものは、保険診療の対象です。診断書の発行を希望される場合は、診察料とは別に、文書料がかかる、という形になります。費用について不安があれば、事前に、どうか遠慮なくお尋ねください。お金のことを率直に確認するのは、当然のことで、気がねは要りません。

診断書を相談するときの、伝え方

「診断書がほしいんです」と切り出すのは、少し勇気がいるかもしれません。「わがままだと思われないか」と、ためらう方もいます。けれど、難しく考える必要は、まったくありません。次のように、いまの状況を伝えていただければ、それで十分です。

  • どんな症状で、どれくらいつらいのか
  • 仕事を続けることが、どんなふうに難しくなっているか
  • 会社から、どんな書類を求められているか(指定様式があれば、その用紙)
  • 休職を考えているのか、それとも職場での配慮を希望しているのか

うまく説明できなくても、医師が質問しながら、整理していきます。そして、診察の場は、診断書のことだけを話す場ではありません。「これから、どうしていくか」までを、一緒に考えていく場です。書類は、そのための、ひとつの道具にすぎません。

休職するときの、おおまかな流れ

診断書を用いて休職する場合、一般的には、次のような流れになります。先の見通しが立つと、少し落ち着けるかもしれません。

  • ① 受診・診察:状態を医師に相談し、休養の必要性を確認します。
  • ② 診断書の作成:必要と判断された場合に、休養を要する旨などを記載した診断書を作成します。
  • ③ 勤務先へ提出:会社の規定に沿って、診断書を提出し、休職の手続きを進めます。
  • ④ 療養・通院:休養しながら通院を続け、回復の経過をみていきます。
  • ⑤ 復職に向けた相談:状態が整ってきたら、復職のタイミングや働き方を相談します。

休職中の収入については、加入している健康保険から、傷病手当金が支給される場合があります。申請には所定の書類が必要になるため、必要に応じて、診察のなかでご相談ください。お金の不安は、安心して休むための、大きな要素です。早めに見通しを立てておきましょう。

休職や復職の相談も、あわせてできます

当院は、産業医(日本医師会認定産業医)の視点も活かし、働く方の休職・復職に関する相談に対応しています。「休むべきか、まだ迷っている」「復職のタイミングが、自分では分からない」といった、答えの出ていない段階からでも、ご相談いただけます。むしろ、迷っているいまこそ、相談どきです。

仕事のストレスや、休職・復職のご相談については、仕事のストレスで限界を感じている方へ|産業医・休職・復職のご相談も、あわせてご覧ください。仕事のストレスによる不調については、うつ病とは?も参考になります。

よくある質問

診断書は、その日にもらえますか?

診断書は、医師が診察のうえで必要と判断した場合に作成します。状態によっては、経過をみてから判断することもあります。発行のタイミングは、目的や状態により異なりますので、診察でご相談ください。

初診でも、診断書は作成してもらえますか?

状態によります。診察のなかで、医師が休養の必要性を医学的に判断したうえで対応します。まずは率直に、いまの状況をお話しください。

診断書の費用は、どのくらいですか?

診断書・意見書などの文書は自費となり、所定の文書料がかかります。費用は書類の種類や内容によって異なります。具体的な金額は、受付や診察の際にご確認ください。

会社指定の用紙がありますが、対応してもらえますか?

会社から指定の様式がある場合は、その用紙をお持ちください。記載する内容について、診察のなかで確認しながら進めます。

休職中のお金(傷病手当金)の書類も、お願いできますか?

傷病手当金の申請に必要な書類についても、ご相談いただけます。必要な手続きや記載について、診察の際にお尋ねください。

診断書をもらうと、会社に病名を知られてしまいますか?

診断書に記載する内容については、目的に応じて、医師とご相談いただけます。どこまで記すか、気になる点があれば、診察のなかでお伝えください。

休職・診断書のご相談を、考えている方へ

「休みたい」と感じること。それは、決して、甘えでも、弱さでも、ありません。心や体が、「もう少し休ませてほしい」と伝えている、大切なサインのこともあります。そのサインを、無視しないであげてください。一人で抱え込まず、まずは診察で、いまの状況をお聞かせください。診断書のことも含めて、これから、どうしていくかを、一緒に考えていきます。

みなとメンタルクリニックは、関内駅から徒歩2分、桜木町駅・馬車道駅からも徒歩5分。横浜市中区・みなとみらいエリアからもお越しいただけます。精神保健指定医・精神科専門医といった専門資格を持つ医師が診察にあたり、うつ病、不安症、不眠症、自律神経失調症、適応障害、発達障害など、こころの不調全般を診療しています。祝日以外は毎日診療し、平日は夜19時まで、土日も診療していますので、お仕事帰りや休日にも通いやすいクリニックです。当日予約にも対応し(枠の状況によります)、女性医師も在籍、保険適用の心理検査にも対応しています。初めての受診で不安な方は、心療内科・精神科の初診では何を話す?費用・持ち物・診断書・予約の流れも、あわせてご覧ください。WEB予約はこちらから、ご不明な点はよくある質問もご覧ください。


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参考文献・情報源

本記事の内容は、メンタルヘルス・休職・各種制度に関する以下の公的資料を参考にしています。

  • 厚生労働省|こころの耳(働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト)
  • 厚生労働省|こころもメンテしよう(こころの健康情報)

この記事の監修者

田邊 陽一郎(精神保健指定医・精神科専門医・日本医師会認定産業医・難病指定医)
医療法人鴻志会 みなとメンタルクリニック 理事長。秋田大学医学部卒業後、東北での精神科救急・被災地医療、神奈川での在宅医療を経て、現職。うつ病・不安障害・睡眠障害・認知症などを中心に診療。

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